この記事の対象と結論

国の借金ランキングから、自社を廃業すべきかは判断できません。 国についても、借金の総額だけでは債務超過かどうか分からないためです。

借入の連帯保証を抱え、会社を閉じることが頭をよぎる。「国にも借金があるのだから、まだ続けられるのか」と考えた方もいるかもしれません。ただ、比べている数字の意味が違えば、そこから得られる答えも変わります。

「債務超過 国 ランキング」で調べるときは、政府債務の総額とGDP比、資産との差額を分けてください。未確認の国別順位は掲載せず、数字の読み方を整理します。廃業を検討する段階では、自社の支払日と使える現金、個人の保証を確認するほうが判断につながります。相談する経営者は珍しくありません。方針が決まる前から話を始められます。

債務超過の国ランキングは、比較する指標で意味が変わる

「債務超過の国ランキング」という表題だけでは、何を順位付けした表なのか特定できません。政府の借金総額と、資産より負債が多い状態は区別して読みます。

借金総額の順位は、債務超過額の順位とは違う

債務超過とは、負債が資産を上回る状態です。借金があることだけを意味する言葉ではありません。会社では、貸借対照表の純資産がマイナスかどうかが確認の出発点になります。

政府の借金総額を並べた表から分かるのは、対象となる債務の規模です。資産との比較がなければ、債務超過額のランキングとは呼べません。まず表の中身を確かめます。

検索結果の見出しが「借金の多い国」だった場合も同じです。記事の説明で「債務超過」という言葉が使われていても、計算方法まで確認してください。負債だけの比較なのか、資産を差し引いた比較なのか。その違いで、読み取れる内容が変わります。

自社についても、借入残高だけを見て廃業を決めるのは早計です。売掛金を回収できるか、設備に価値があるかも含めて、資産と負債を確認する必要があります。

政府債務のGDP比は、経済規模との比較

一定期間に国内で生まれた付加価値の規模を表す指標がGDPです。政府債務のGDP比は、債務を経済規模に照らして見るために使います。政府の資産を差し引く計算ではありません。

GDP比の高い国を並べても、それだけで純資産の状態は分かりません。まして、期日に返済できるかまで順位で決まるわけではないのです。見る対象が違います。

企業の借入と売上を比べる場面でも、似た読み違いが起こります。借入が売上を上回っていても、それだけでは債務超過か判断できません。ただし、GDPは企業の売上と同じ定義ではありません。

表の単位も確認してください。通貨で示された金額と、経済規模に対する割合を混ぜて比べると、順位の意味を取り違えます。何に対して多いのかを押さえると、数字を落ち着いて読めます。

純債務でも、すべての資産を差し引くとは限らない

差し引き前の債務を見る総債務と、一定の金融資産を差し引く純債務では、比較結果が変わります。「純債務」とあっても、国にある財産をすべて控除しているとは限りません。

差し引く資産の範囲は、統計の定義によります。道路などを含む資産全体と負債の差額を見たいなら、その目的に合う資料が必要です。「純」という文字だけでは判断できません。

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指標 比べるもの 単独では分からないこと
政府債務の総額 債務の規模 資産との差額
政府債務のGDP比 債務と経済規模 期日の支払能力
純債務 一定の資産控除後の債務 全資産の換金価値
資産と負債の差額 財務上の差額 当面の手元資金

国の財政上の負担を知りたいのか、資産と負債の関係を知りたいのか。先に疑問を分けると、読むべき表を選びやすくなります。

対象年と政府の範囲が違えば、順位も比べにくい

中央政府だけを集計した数字と、地方政府などを含めた数字は、そのまま比較できません。「国の借金」という表現が同じでも、集計範囲まで同じとは限らないためです。

対象年にも差が出ます。記事が更新された日付と、統計が示す年を分けて確認してください。新しい記事に過去の数字が載ることもあります。

順位を見る際の確認事項は、次のとおりです。

  • 集計する政府の範囲を確かめる
  • 数字の対象年を確かめる
  • 実績値と推計値を区別する
  • 資産を差し引く範囲を読む
  • 比較対象に含む国を確認する

対象国が限られた表の上位と、広い範囲の国を比べた上位も、意味が異なります。定義や出典が分からない表は、自社の経営判断を支える根拠には使わないほうがよいでしょう。

国の借金が多いという情報だけでは、危険度は決まらない

国の債務残高の順位から、支払いが続く条件までは読み取れません。返済時期や通貨、資金調達の見通しも関わるためです。

残高を見る表には、返済の期限が表れない

債務残高は、ある時点で残っている債務の額です。一方、資金が足りるかどうかは、期限ごとの支払いで確かめます。大きさと時期は別の問題です。

長い期間に分けて返す場合と、近い時期に返済が集中する場合では、必要な資金の用意が違います。同じ残高でも、直面する課題は変わり得ます。

会社の借入でも、この区別が役立ちます。決算書で残高が減っていても、得意先からの入金が遅れれば支払資金が不足します。反対に、残高が大きくても、当面の返済資金を確保している場合があります。

廃業を迷っているなら、総額の大小から日付へ目を移してください。次の支払いまでに何が入金されるのか。借金の順位では見えない問題が、自社の予定表には表れます。

返済する通貨と借り換えの条件も関わる

国の債務では、どの通貨で返す約束かも確認対象です。外貨での返済なら、通貨の交換条件の変化が負担に影響する場合があります。金額の順位だけでは、その条件は見えません。

資金を出す相手や借り換えの見通しも、残高とは別に検討します。過去に調達できたことが、将来も同じ条件で調達できる根拠になるとは限りません。

自国通貨建てなら問題がない、と読み替えるのも行き過ぎです。国ごとの条件をそろえず、債務の多さだけで安全や危険を断じるのは難しいのです。

自社に置き換えるなら、以前受けられた融資を今後も受けられる前提にしないこと。金融機関の回答前の資金は、すでに使える預金と区別します。期待する資金と確認済みの資金を分けるだけでも、不足の見落としを減らせます。

国全体の財産と、政府が使える資金を分ける

国内の家計や企業の財産を、そのまま政府の返済資金として数えることはできません。政府が保有する財産と、民間が保有する財産では、管理する主体が違います。

政府の資産であっても、すぐに売れるとは限りません。売却が可能か、使い続ける必要があるかなど、金額とは別の確認が要ります。資産があることと、支払日に使えることは違います。

企業の資産でも同じです。営業を続けるために欠かせない設備を売れば、当座の資金ができても、その後の売上を失う場合があります。処分価格だけでは決められません。

また、会社の資産と経営者個人の資産は分けて整理します。家計に預金があるという理由だけで、会社へ入れ続ける判断は避けたいところです。会社の改善見込みと、家族の生活費を並べて考える必要があります。

国との比較を離れ、自社の債務超過を資料で確かめる

会社の廃業判断に直結するのは、自社の財務と支払予定です。債務超過、赤字、資金不足を分けると、何を先に確認するかが見えてきます。

債務超過・赤字・資金不足では見る資料が違う

資産より負債が多い状態と、一定期間の利益がマイナスの状態は異なります。後者が赤字です。さらに、期日に使える現金が足りない状態は、資金不足として確かめます。

同時に起こることはあります。それでも、対応を考えるには分けて捉える必要があります。利益が出ている会社でも、回収より支払いが先なら現金が足りなくなるためです。

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確かめたい状態 主に見る資料 確認する内容
債務超過 貸借対照表 資産と負債の差
赤字 損益計算書・試算表 収益と費用の差
資金不足 入出金予定 日付ごとの残高

決算書だけで現在の資金繰りまで判断しないでください。決算後に起きた売上の減少や入金の遅れは、直近の資料で補います。

詳しくは債務超過とは?赤字との違い・判断方法と会社を残す選択肢を経営者向けに解説をご覧ください。

帳簿の資産を、そのまま返済原資にしない

帳簿に載っている資産の金額と、実際に回収できる金額は一致しない場合があります。売掛金なら回収の見通し、在庫なら販売できる状態かを確かめます。

長く動いていない在庫を、以前の価額のまま見ていないでしょうか。設備も、購入時の金額や帳簿価額で売れるとは限りません。現在の状態で見直します。

確認したい対象は次のとおりです。

  • 回収が遅れている売掛金
  • 長く売れていない在庫
  • 売却見積もりのない設備
  • 返還条件のある預け金

廃業を前提にすると、営業中の評価と変わることもあります。使い続ける買い手に渡す場合と、撤去して処分する場合では、費用も異なります。

返済に使える金額を考えるなら、売却代金から必要な支出を差し引きます。入金時期まで確認して初めて、支払予定と照らし合わせられます。

社長からの資金補填を分けて見る

経営者個人の預金を入れている会社では、営業による資金の不足が見えにくくなる場合があります。通帳残高が維持されていても、それが事業の回復を意味するとは限りません。

個人から入れた資金を分けて、入出金予定を作ってみてください。補填がなければどこで足りなくなるか。その日付が、継続条件を考える出発点になります。

家族への説明も、借金総額だけでは話が進みにくいものです。会社へ追加で入れる予定額と、生活のために残す資金を分けると、何を判断する話なのかが伝わります。

罪悪感から、一人で穴埋めを続けなくても構いません。従業員や家族への影響に向き合うためにも、改善の見込みを資料で確かめます。追加資金が何を変えるのか説明できなければ、継続以外の道も比較する段階です。

個人の連帯保証は、会社の財務とは別に確認する

会社が債務超過という情報だけで、経営者本人の自己破産が決まるわけではありません。個人が負う保証の範囲や資産、会社側の債務整理の進め方も関わります。

まず契約を確認します。借入先ごとに保証の内容が違う場合があるため、まとめて「会社の借金」と扱わないでください。

相談時には、次の事項を分けます。

  • 会社に残っている借入
  • 経営者が負っている連帯保証
  • 担保に差し入れた財産
  • 個人に届いている請求

営業をやめることと、保証がなくなることも別です。代表者の退任や会社の譲渡だけで、保証の整理が済むとは考えないほうがよいでしょう。

契約書が見つからない場合は、その点を未確認として伝えます。推測で保証の有無を決めるより、分からない部分を残して相談するほうが、次の確認につながります。

廃業を検討する段階では、不足日と終了費用を先に出す

廃業を考え始めたら、資金が不足する日と、閉じるまでに出ていくお金を確認します。営業を止めても、すべての支出が同時に終わるとは限りません。

入金の確度を分けて支払予定を作る

今日の預金残高に、入金と支払いを日付順で重ねると、不足する時期をつかめます。月末の残高だけを見るより、途中の支払日に足りるか確認しやすくなります。

予定している融資や譲渡代金は、実現の確度を分けてください。まだ相手の承認を得ていない資金を当て込むと、使える時間を長く見積もってしまいます。

整理は、次の順番で進めます。

1. 使える預金と現金を確認する
2. 入金予定に日付と確度を付ける
3. 支払いを期限順に並べる
4. 資金が不足する日を特定する

すでに支払期限を過ぎているなら、その事実を初回相談で先に伝えます。きれいな表が完成するまで待つ必要はありません。

金額が未確認の支払いも、項目ごと残してください。空欄をなくすために推測の数字を入れるより、何が分かっていないかを共有するほうが、判断を進めやすくなります。

営業終了後の支払いも見積もる

営業を止めれば新たな仕入れは減りますが、契約上の負担まで一斉に消えるわけではありません。賃貸借契約の終了条件や、設備の撤去費用などを確認します。

廃業時の費用は、会社ごとに違います。根拠のない相場を当てはめず、契約や見積もりから積み上げてください。想定より支出が残ることもあります。

確認対象は次のとおりです。

  • 店舗や事務所の退去費用
  • 設備と在庫の処分費用
  • 従業員に関する支払い
  • 専門家への依頼費用
  • 解約後も残る契約上の支出

受注済みの仕事をどう扱うかも、資金に影響します。完了に必要な費用と入金予定を確認し、取引先への説明内容を整えます。

従業員や取引先への罪悪感は、判断を重くするものです。だからこそ、支払える範囲と説明の時期を具体化します。気持ちだけで約束を増やすと、後から対応が難しくなるおそれがあります。

継続できる条件には、確認できる根拠を付ける

会社を続けるなら、資金を足した後に何が改善するかまで考えます。赤字の原因が残るままでは、追加資金が尽きた後に同じ問題へ戻る可能性があります。

受注の増加を見込むなら、発注の状況を確認します。固定費の削減を見込むなら、契約を変更できる時期まで調べます。期待を、確認できる条件へ変える作業です。

手元資金に余裕がある期間と、改善に必要な期間も照らし合わせます。改善策が妥当でも、成果が出る前に支払いが止まるなら、別の資金の手当てが要ります。

検討を切り替える条件も書いておくと、判断を先延ばしにしにくくなります。受注が確定しない場合や、必要な融資が得られない場合などです。条件が崩れたときに何を比較するか、余力があるうちに決めておきます。

買い手探しに使える時間も資金から決める

事業の引き継ぎを検討するなら、候補探しの期間も入出金予定と照らし合わせます。買い手が関心を示した段階と、代金が入る段階には隔たりがあるためです。

候補が見つかっても、条件の確認や契約の検討が残ります。その間に必要な運転資金まで見通してください。交渉中という理由だけで、支払いの問題が解消するわけではありません。

引き継ぎが間に合わない場合に備えた検討も要ります。M&Aの成立だけを前提にして時間を使い切ると、整理に必要な資金や説明の機会が減りかねません。

資金が厳しい状況では、事業の譲渡可能性と債務整理の必要性を並べて確認します。状況によっては法的整理が適切な場合もあります。

詳しくは債務超過ランキングからは見えない、自社の資金と廃業・事業譲渡の判断材料をご覧ください。

自社継続・事業譲渡・廃業は、残る負担まで比べる

選択肢の比較では、売却価格だけでなく、会社の残債と個人の保証を確認します。事業を残すことと、経営者の負担を整理することを一緒に検討するためです。

選択肢ごとに、資金と引き継ぐものをそろえる

自分で続ける、買い手へ譲る、営業を終える。それぞれの選択肢を同じ項目で比べると、実行に必要な条件が見えます。

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選択肢 必要な確認 残る課題
自社で継続 改善までの資金 収益と返済の両立
会社・事業を譲渡 買い手と引継条件 残債と保証の整理
廃業して整理 終了までの支出 債務と生活の再建

従業員の雇用を残したいなら、買い手の継続方針や雇用条件を確認します。譲渡という名称だけで、現在の働き方がそのまま続くとは決められません。

廃業の場合も、いつ営業を終えるかだけでは準備が足りません。終了後の支払いと、経営者本人の生活を並行して考えます。

希望する道があっても、資金や契約の条件が整わなければ進め方の見直しが要ります。比較表には、分かったことと未確認のことを分けて記してください。

債務超過でも、引き継ぐ価値が残る場合がある

買い手が見るのは、純資産の額だけとは限りません。従業員の技能や続いている取引など、引き継いだ後の事業運営に役立つものも検討の対象になります。

価値を説明する際は、現在の状態を示します。「長く続けた会社」という説明だけでは、買い手が何を引き継げるか伝わりにくいためです。

  • 継続している顧客との取引
  • 現場を動かす従業員の技能
  • 稼働している設備や拠点
  • 引き継げる業務の仕組み

当社が支援して成約した案件には、債務超過の会社もあります。売上1億円台の運送業で、債務超過3,000万円規模、従業員10名前後の例です。出典は当社の過去の成約案件資料で、2026年8月16日に確認しています。

個別案件の概要であり、売却可否を決める基準ではありません。同じ規模でも、契約や引き継ぎ条件、残された時間によって判断は変わります。

株式譲渡と事業譲渡では、残債の確認方法が違う

株式譲渡では、株主が代わる形で会社を引き継ぎます。事業譲渡では、対象とする事業や資産、契約の範囲を確認します。譲り方によって、代金を受け取る主体も変わります。

事業を譲っても、売り手の会社に借入が残る場合があります。その残債をどう扱うかが未定なら、事業の引き継ぎだけで悩みが解消するとは限りません。

会社が受け取る代金と、株主個人が受け取る代金も区別してください。譲渡価格を、そのまま社長個人の生活資金として見込むと、計画がずれるおそれがあります。

税金や精算する費用を含め、誰にいくら残るかを確認します。さらに、残債と保証の扱いを合わせて比べると、価格以外の条件も見えてきます。

詳しくは債務超過の会社は売却できるか。価格と進め方をご覧ください。

買い手の約束と金融機関の同意を混同しない

会社の譲渡契約だけで、金融機関との連帯保証が外れるとは限りません。 買い手が解除に向けた対応を約束しても、金融機関の同意は別に確認します。

誰の同意が必要なのか、何をもって完了とするのか。署名前に確認したい論点です。口頭の説明だけで安心せず、契約上の扱いと確認書類を整理してください。

当社では、これまで成約に至った案件のいずれも、連帯保証の解除まで見届けています。過去の成約案件について、2026年8月16日に確認した事実です。ただし金融機関の同意が前提です。すべての会社で同じ結果になると言い切れるほど単純ではありません。

保証が残る条件や、想定どおり解除が進まない場合の扱いは、法的な判断も関わります。事業を譲る日程と保証の確認を、別々の予定として見える形にしておきます。

相談では、費用と専門家の役割を先に確認する

相談の入口では、資金が不足する時期と連帯保証の状況を共有します。費用や役割を先に確かめると、何を依頼し、何を判断してもらうのか整理できます。

資料が全部そろわなくても、支払期限は伝えられる

初回相談のために、分からないことをすべて解消する必要はありません。期限が迫った支払いがあれば、日付と金額を先に伝えます。

手元にある資料から用意してください。

  • 直近の決算書と試算表
  • 預金残高と入出金予定
  • 借入の返済予定が分かる資料
  • 保証と担保の契約書
  • 未払いや滞納に関する資料

「廃業を考えているが、保証が心配」と伝えるだけでも、話の入口になります。うまく説明できないことを理由に、連絡を延ばさなくても構いません。

従業員の雇用や家族の生活など、残したいものも共有します。すべてを同じ条件でかなえられるとは限りませんが、優先順位が分かれば、比較する条件を具体化できます。相談先を選ぶ際も、その希望と実行条件を分けて説明してくれるか確認してください。

既存の保証を整理する要件と、新たな融資の要件は別

これから保証を付けずに借りる場面と、すでにある保証債務を整理する場面では、確認する条件が違います。経営者保証に関するガイドラインでも、項目が分かれています。

既存の保証債務を整理する場面の7.(1)では、会社側の手続きも要件に含まれます。会社が法的債務整理手続か準則型私的整理手続を申し立てていること。または、同時に申し立てる見込みであることなどです。出典は同ガイドラインで、2026年8月20日の原文確認に基づきます。

会社と個人の財産を分けて管理しているだけで、今ある保証を外せる制度とは捉えないでください。会社の債務をどう整理するかと、合わせた確認が要ります。

制度名を知ることと、利用条件に合うことは別です。契約や財務資料をもとに、どの場面の検討なのかを明らかにします。

法的整理は、生活の立て直しも含めて検討する

事業譲渡を検討していても、状況によっては法的整理が適切な場合もあります。支払いの見通しや財産の状態によって、選ぶべき進め方が変わるためです。

破産法1条は、目的に「債務者について経済生活の再生の機会の確保」を含めています。清算とともに、再出発の機会も視野に入れた規定です。出典は破産法1条、法令の確認日は2026年8月15日です。

会社法511条2項には、「債務超過の疑いがあるとき」という文言があります。清算株式会社がその状態にある場合、清算人に申立義務を定めています。出典は会社法511条2項、確認日は同じく2026年8月15日です。

法的判断や債務整理は弁護士等が担い、税務は税理士などが確認します。仲介では、買い手候補の検討や事業価値の説明資料を扱います。

他社で譲渡を断られた場合も、条件の整理から検討できます。ただし、法的整理を含む助言の理由も確認し、譲渡に固執して時間を使い切らないようにします。

仲介報酬と、その他の支出を分けて聞く

あさひ国際会計株式会社への相談は無料です。仲介は成功報酬のみで、着手金はありません。報酬を成約時に譲渡代金の中から精算するため、売り手の手元からの持ち出しは0円です。当社の費用条件として、2026年8月11日に確認しています。

成功報酬そのものが無料という意味ではありません。報酬の内容と精算方法は、契約時に確認してください。別に依頼する専門家の費用や税金も、分けて把握します。

手元資金で費用を払えない場合は、その事情を初めに伝えられます。支払時期と不足額を確認し、実行できる進め方を検討するためです。必要な費用を用意できる見通しがなければ、計画の見直しも要ります。

当社は後方支援を担います。金融機関との協議に必要な資料を整え、事業価値の説明資料やM&Aの条件を設計します。協議・交渉の主体は経営者ご本人と、必要に応じて依頼する弁護士等の専門家です。

よくある質問

債務超過の国ランキングで、日本の順位は分かりますか?

比較する指標と対象年を決めなければ、順位は特定できません。政府債務の総額、GDP比、純債務では意味が異なります。資産より負債が多いかを調べたい場合は、資産の範囲も確認する必要があります。

未確認の順位を掲載すると、別の指標を債務超過と誤解するおそれがあります。順位表を読むときは、集計範囲と対象年、実績値か推計値かまで確認してください。

国が多額の借金を抱えているなら、会社も続けてよいですか?

国の借金の大きさは、自社が支払いを続けられる根拠にはなりません。企業の継続判断では、入金と支払日の関係、改善に必要な資金、借入の返済条件を確認します。自社の予定表で判断する必要があります。

債務超過でも営業を続けられる場合はあります。ただし、家計からの補填で維持しているなら、その資金を除いた見通しも確認してください。改善条件が整わなければ、譲渡や廃業との比較が必要になります。

債務超過の会社を閉じると、社長も自己破産になりますか?

会社が債務超過というだけで、経営者個人の自己破産が決まるわけではありません。連帯保証の契約、個人の資産、会社の債務整理の進め方によって検討内容が変わります。会社と個人の責任を分けて確認してください。

営業終了や代表者の退任だけで保証が消えるとは限りません。会社の終了手続きと、個人の保証債務の扱いを並行して検討します。状況によっては法的整理が適切な場合もあります。

廃業するか迷っている段階でも相談できますか?

方針が決まる前から相談できます。当社では、事業の引き継ぎと連帯保証の解除を見据えた検討を承っています。相談は無料で、支払期限や手元資金が分かる範囲から話を始められます。

相談しただけで、M&Aを進めると決まるわけではありません。従業員や家族への希望も伝え、実行に必要な条件を確かめる機会として使ってください。他社で断られた場合も相談できますが、状況によっては法的整理が適切な場合もあります。

まとめ

自社の入出金予定と保証契約を手元に置き、資金が足りなくなる日を確認してください。廃業に迷っているなら、その日付と残したい事業を伝え、譲渡と法的整理を含む選択肢を相談するところから始められます。

この記事を書いた人

あさひ国際会計株式会社 代表取締役 金子広夢
東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4階/中小企業庁 M&A支援機関登録制度 登録支援機関
連帯保証の解除を見据えた再生型M&Aを専門に、年間60件以上のM&A仲介の成約実績があります。
他社で断られた案件のご相談も承っています。ご相談は無料です。

無料相談はこちら / お急ぎの方はお電話でも承ります 03-5657-7496

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