この記事の対象と結論

私的整理にかかる期間は、債権者との合意条件や、資産を売却する準備によって変わります。廃業を考えているなら、整理が終わる予定日と、手元資金が足りなくなる日を並べることから始めてください。

借入の連帯保証があり、会社を閉めた後の暮らしまで不安な経営者に向けた記事です。営業終了と会社の借入の整理、個人の保証債務の整理は、同じ日に終わるとは限りません。

一律の月数を当てはめると、協議中の給与や家賃が抜け落ちます。残る工程と、その間に払うお金を確かめましょう。廃業と保証の問題を抱えて相談する経営者は珍しくありません。資料がそろわない段階でも、支払日が迫っていることは先に伝えてください。

私的整理の期間は「何が終わるまでか」で変わる

私的整理の期間を知るには、合意までを指すのか、返済や会社の整理まで含むのかを区別します。終了の意味が違えば、同じ案件でも説明される期間は変わります。

合意ができるまでと、約束を果たすまでは別

裁判所の手続きによらず、債権者との合意をもとに債務を整理する方法が私的整理です。返済条件をどう変えるか、財産をどう処分するかなどを協議します。

話がまとまっても、その場で作業が終わるとは限りません。合意後に資産の売却や返済が残る場合があるためです。返済を続ける計画なら、その履行期間も見込む必要があります。

「あとどのくらいかかりますか」と尋ねる際は、次の区切りを分けると話が具体的になります。

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確認する区切り 終了の目安になる状態 残りうる作業
方針の決定 整理案が定まる 債権者との協議
条件の合意 合意内容が固まる 売却や返済
計画の実行 約束した処理を終える 会社の整理
保証債務の整理 個人の負担が定まる 合意後の履行

経営者が知りたいのは、会社の作業が終わる日だけではないはずです。いつまで事業の維持費がかかるのか。個人の生活費はどこまで備えるのか。期間を尋ねるときには、知りたい支出の範囲も伝えてください。

「私的整理なら何か月」と置けない理由

債権者の構成や整理の方法が違うため、自社の日程を一律の月数で決めることはできません。資料がそろった会社と、借入の確認から始める会社では、準備の量が違います。

いつから数えるかも関わります。協議の開始日を起点にした説明には、それ以前の資料集めが含まれない場合があります。経営者にとっては、その準備中にも負担が続くはずです。

見込みを聞く際は、月数と一緒に前提も確認しましょう。

  • いつを開始日としているか
  • どの作業までを含んでいるか
  • 債権者の回答待ちを含むか
  • 保証債務の整理を含むか

予定を立てるための見込みと、合意済みの日程も別です。「条件が整えば進められる」という話を、決定事項として資金計画に入れないようにします。

不明な工程が残る段階では、終了日を細かく決めるより、次の確認日を決めるほうが役立ちます。資料提出後に何を確認するかが分かれば、待っている間にも準備を進められます。

営業をやめる日と会社の整理が終わる日

営業をやめても、売掛金の回収や契約の終了などが残ります。借入の扱いも、営業終了だけで決まるわけではありません。

会社法第475条には、清算を要する場合として「解散した場合」とあります。ただし、合併による消滅などは除かれます。破産手続開始による解散にも例外があり、通常の清算と同じ順序ではありません。出典はe-Gov法令検索「会社法」第475条、確認日は2026年8月15日です。

廃業の日を先に決めると、片づけに必要な支出を見落としがちです。事務所の契約が続けば、営業収入がなくなった後にも家賃が発生しえます。設備の搬出と明渡しの日程がずれる場合もあるでしょう。

確認するのは、事業を止める日だけではありません。

  • 最後の売上が入金される日
  • 契約を終了できる日
  • 設備や在庫を引き渡す日
  • 会社に残る支払いを確認する日

従業員に伝える退職や引継ぎの日程も、整理全体と合わせて検討します。営業終了と債務整理の完了を分けて説明すると、家族や従業員との認識のずれを抑えられます。

合意までの見通しは、資料・提案・回答の順に立てる

私的整理の見通しは、現状を確かめ、整理案を作り、債権者の回答を得る順で具体化します。次の工程へ進む条件を明らかにすると、相談直後でも準備すべきことが分かります。

最初に、会社と個人のお金を分けて確かめる

準備段階では、会社の借入と経営者個人の保証を分けて整理します。会社の決算書だけでは、個人がどの契約を保証しているかまで分からない場合があるためです。

残高が分かっても、担保や保証の範囲が不明なら、提案の前提が固まりません。返済予定表と契約書を対応させると、確認の往復を減らせます。

手元にある範囲で、次の資料を集めてください。

  • 直近の決算書と試算表
  • 預金残高が分かる資料
  • 借入の返済予定表
  • 保証や担保に関する契約書
  • 未払いと入金予定の一覧

見つからない資料は「未確認」で構いません。推測で埋める必要はないのです。金額や契約の有無が後で変わると、提案の作り直しにつながります。

経営者が会社へ貸したお金も、区別して記録しましょう。帳簿上の残高と実際の資金移動に差があれば、理由が分かる資料を残します。会社のお金と生活費が混ざっていると、今後の支出も見積もりにくくなります。

資料の不足と、支払いの切迫は別に伝えてください。契約書を探している間に資金が尽きそうなら、その状況を先に共有する必要があります。

整理案には返済原資と実行の順番を入れる

債権者が検討するには、希望する条件に加え、実行できる根拠が要ります。資産を売って支払うなら、売却の見込みや代金が入る時期も関わります。

帳簿に載っている価額と、実際に受け取れる代金は同じとは限りません。売却価格が未定なら、返済に回せる金額にも幅が残ります。

整理案を作る際は、お金の流れを順に置いていきます。

1. 処分や引継ぎの対象を確かめる
2. 入金額と入金条件を見積もる
3. 実行までの支出を差し引く
4. 返済に回せる金額を検討する

途中で不足する資金があるなら、その時点も示します。最終的に代金が入る見込みでも、入金前の給与が払えなければ、予定どおり進めにくくなるからです。

従業員や取引先への対応も、日程に影響します。引継ぎを伴う場合は、契約や業務をいつ切り替えるかを整理してください。代金の受領日だけで工程を組むと、現場の準備が追いつかないおそれがあります。

回答待ちの間にも予定を更新する

整理案を渡した後も、追加資料や条件の修正を求められる場合があります。債権者側の検討にも時間を要するため、経営者だけで日程を決めることはできません。

待っている間の管理が要ります。何を提出し、どの条件について回答を待っているのかを記録しましょう。

  • 提出を求められた資料
  • 未回答の条件や質問
  • 次に状況を確認する予定
  • 日程が延びた場合の資金不足

返事がない状態を、同意が得られた扱いにはしないでください。逆に、追加資料の依頼だけで整理が難しいと決まるわけでもありません。何を補えば検討が進むのかを確かめます。

交渉の主体は経営者本人と、必要に応じて依頼する弁護士等の専門家です。誰がどの質問に答えるかをそろえると、説明の食い違いを抑えられます。

提出後に売上や資金残高が変わった場合も、更新が必要です。古い数字のまま回答を待つと、同意を得られても実行できない計画になりかねません。予定の変更は、資料と日程の両方に反映してください。

私的整理が長引くときは、止まっている原因を分ける

私的整理の長期化には、資料不足や条件の不一致、実行準備の遅れなどがあります。「銀行の返事待ち」とひとくくりにせず、追加説明で進む問題か、方針を変える問題かを確かめます。

債権者ごとの条件がかみ合わない

借入先が複数ある場合、同じ説明をしても、同じ判断になるとは限りません。担保の有無や回収の見込みによって、確認される内容が変わるためです。

一部の債権者と話が進んでも、整理案全体が成立するとは限りません。予定している枠組みで、どの債権者の同意が必要かを先に確かめてください。

相違点は具体的にします。「難色を示している」という説明だけでは、次に何をすべきか分かりません。

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止まっている内容 確かめること 次の作業
回収額への疑問 金額の計算根拠 資料を補う
資産価値への疑問 売却価格の根拠 評価を見直す
支払時期への疑問 入金までの条件 日程を組み直す
整理方針への相違 同意が難しい理由 別案を検討する

説明資料を追加すれば進む場合と、希望する条件への同意が難しい場合では、対応が異なります。後者なら、待つ期間を延ばすだけで解決するとは限りません。

同意の見通しと残る資金を、弁護士等と合わせて確認します。状況によっては法的整理が適切な場合もあります。私的整理に時間をかけたこと自体を理由に、同じ方針を続けないようにしましょう。

資産が売れないと実行日も動く

資産の売却を返済原資にする場合は、買い手探しや契約の確認が日程に影響します。希望価格で売れる前提だけで組むと、整理案に余裕がなくなります。

入金条件にも目を向けてください。契約した日と代金を受け取る日が同じとは限らず、引渡しの準備が残ることもあります。

売却前には、次の点を確かめます。

  • 資産の所有者は誰か
  • 担保などの権利が付いているか
  • 売却にどのような手続きが要るか
  • 入金までに維持費がかかるか

借りている設備や担保が付いた資産を、自社の判断だけで処分できると考えないようにします。権利関係によって、必要な確認が増えるためです。

処分を急ぐあまり、事業を続けるための設備まで先に手放すと、引継ぎの選択肢が狭まる場合があります。個別に売る案と、事業として残す案を比べてから進めましょう。

売却の遅れが分かったら、資金繰りも更新します。「売れるまで待つ」で済ませず、追加の保管費や維持費を見込んでください。待つ時間にも、お金がかかります。

廃業か継続かが揺れると資料も作り直しになる

経営者の気持ちが揺れるのは自然です。長く続けた事業を終える判断には、数字だけでは割り切れない重さがあります。

ただ、営業継続を前提とする計画と、廃業を前提とする計画では、必要な支出が違います。前提が変われば、返済原資の説明や提出資料の修正も要ります。

迷いをなくしてから相談する必要はありません。「自分は退きたいが、従業員の仕事は残したい」など、希望を分けて伝えてください。退任と事業そのものの終了は、別に検討できます。

協議の途中では、方針を見直す条件を決めておくと判断が進みます。

  • 継続に必要な資金を確保できるか
  • 引継ぎ先の検討が進んでいるか
  • 債権者が検討できる案を示せるか
  • 整理に必要な資金を残せるか

詳しくは私的整理・法的整理の比較で見えてくる、廃業と連帯保証を整理する判断軸をご覧ください。

待てる期間は、手元資金と支払日から逆算する

私的整理を待てる期間は、協議中の支出と整理費用によって変わります。資金が足りなくなる日を確かめ、別の方針を準備する時間も残して判断期限を置きます。

月末残高だけでは支払日の不足を見落とす

月末に入金が見込まれていても、その前に給与の支払日が来る場合があります。月単位の収支が足りていても、途中で現金が不足することはありえます。

日付で確かめましょう。入金予定と支払予定を、実際の期日順に並べます。

  • 現在使える預金と現金
  • 回収を見込める売掛金
  • 給与と営業に必要な支出
  • 家賃など契約が続く間の支出
  • 借入や税金などの支払予定

入金が未確定なら、予定どおり入る場合と遅れる場合を分けます。回収の見込みが薄い金額まで使えるお金に含めると、判断が遅れます。

また、預金残高をそのまま自由に使える資金と考えないようにしてください。すでに支払う約束をしているお金を差し引き、残る額を確かめます。

個人の生活費は別の表にします。会社を支えるために個人資金を入れ続けると、その後の暮らしに必要なお金まで減るおそれがあります。追加で入れる前に、会社と個人それぞれの資金計画を確認しましょう。

期限を過ぎた支払いがあれば、未払いとして示します。届いた督促や通知も、内容が分かる形で保存してください。

協議を始めただけで支払いが止まるわけではない

私的整理の相談や協議を始めただけでは、返済条件は変わりません。 支払いを待ってもらえるかは、対象となる債権者との合意などを確認する必要があります。

借入の返済について話をしていても、給与や家賃まで同じ扱いになるとは限りません。条件変更の対象と、従来どおり続く支払いを分けてください。

確認したい内容は次のとおりです。

  • どの契約が条件変更の対象か
  • 変更はいつから適用されるか
  • 変更中にも支払う金額はあるか
  • 見直しの条件が付いているか

特定の相手への支払いを優先したり、会社財産を動かしたりする際も、独断は避けます。後の整理への影響を含め、弁護士等による確認が要る場面です。

一方、支払いを止めて待つだけでも問題が起こりえます。仕入れが止まれば、営業を続けにくくなり、事業の価値が下がる場合があるからです。

家族や従業員への負担を減らしたいなら、支払えない可能性を隠して約束を重ねないこと。罪悪感から無理な約束をすると、後の対応が難しくなります。履行できる範囲を確かめ、伝える内容と時期を検討しましょう。

整理費用を残し、方針を変える期限を決める

私的整理がまとまらない場合に備え、別の手続きに進む準備も検討します。営業を続ける支出で手元資金を使い切ると、整理費用まで不足するおそれがあります。

弁護士費用などは、依頼範囲や案件の内容で変わります。会社と個人のどこまでを扱う見積りか、金額の前提を確認してください。

  • 会社の債務整理を含むか
  • 個人の保証債務の整理を含むか
  • 方針変更時に追加費用が出るか
  • 実費と報酬をいつ支払うか

支払う余力が乏しい場合は、依頼を決める前に伝えます。支払時期や依頼範囲をどう設計できるかは、個別の確認が要ります。費用が用意できないまま、希望する工程を進められるとは限りません。

詳しくは私的整理の弁護士費用をどう用意するか――廃業と経営者保証まで含めた予算の立て方をご覧ください。

方針を見直す日は、残高がなくなる当日に置かないようにします。資料の準備や関係者への説明にも時間が要るためです。

「次の回答を待てるか」と「その後の準備費用が残るか」を合わせて確認しましょう。相談を重ねても同意の見通しが立たない場合は、法的整理を含む方針変更を検討する段階です。

経営者保証の整理は、会社側の工程と並べて確認する

会社の私的整理が進んでも、経営者個人の保証債務が同時に整理されるとは限りません。保証の扱いは、会社側の方針を作る段階から確認します。

会社の返済条件と個人の負担を混同しない

会社の借入について返済条件が変わったときも、保証契約への影響は別に確かめます。会社の話がまとまったことだけで、個人の負担まで解消したとは判断できません。

確認の対象は残高だけではありません。誰が保証人になり、どの契約を保証しているかをそろえます。

  • 保証している契約の範囲
  • 他の保証人の有無
  • 個人が差し入れた担保
  • 保証債務に関する通知の内容

家族が保証しているか分からない場合は、契約書で確認します。家族という関係だけで判断せず、実際の契約を確かめてください。

経営者個人の資産と会社名義の資産も区別します。会社の整理案で使う財産と、個人の保証債務を考える際の財産を混ぜると、説明が食い違う原因になります。

会社の方針が決まるまで個人の確認を後回しにすると、後から準備が増える場合があります。並行して着手し、会社側の進み具合に合わせて更新するほうが、手戻りを抑えられます。

ガイドラインには会社側の手続きに関する要件がある

一定の要件のもとで、経営者保証の解除や保証債務の整理を求める枠組みがあります。「経営者保証に関するガイドライン」です。

すでに負っている保証債務の整理では、同ガイドライン7.(1)の要件を確認します。会社側が法的債務整理手続または準則型私的整理手続の申立てを、同時におこなっているか、おこなう見込みであることも含まれます。

核心の文言は「同時に行っている、または行う見込みであること」です。出典は、全国銀行協会・日本商工会議所を事務局とする同ガイドライン7.(1)。2026年8月20日に原文を確認した内容にもとづきます。

法人と個人のお金を分けて管理していることだけで、保証債務の整理が決まるわけではありません。これから保証を付けない場面の要件と、すでにある保証債務を整理する要件を混ぜないようにします。

利用要件は、会社側で予定する手続きと合わせて弁護士等が確認します。金融機関へ返済の相談をしている状態だけで、要件を満たしたと捉えないでください。

期間を見積もる際にも、この確認を先に置きます。後になって会社側の手続きの検討が増えると、保証の整理だけを先に終える想定が崩れるおそれがあるためです。

保証の整理が終わったと判断できる資料を確認する

保証債務の扱いは、口頭の説明だけで終わらせず、合意内容が分かる資料で確認します。負担が残る場合には、その範囲や履行条件の把握も要ります。

「解除の予定」と「解除を確認できた状態」には差があります。条件が付いているなら、何を終えると次へ進むのかを明らかにしてください。

  • 対象となる保証契約
  • 合意された負担の範囲
  • 効力が生じる条件と時点
  • 履行後に確認する資料

書面の呼び方や内容は案件によって異なります。特定の名前の書類があれば足りると考えず、自分の契約がどう扱われたかを確認します。

借入先が複数ある場合は、確認済みの契約と未確認の契約を分けましょう。一部の保証が整理されたことを、すべての保証がなくなったと受け取らないためです。

家族への説明も、確認できた段階に合わせます。見込みしかない時点で「もう保証はなくなった」と伝えると、暮らしの判断に影響します。個人に残る支払いを把握してから、今後の生活費を組み直してください。

再生型M&Aの成約期間と、私的整理の期間は別に見る

再生型M&Aは、事業の引継ぎを検討する選択肢です。成約までの期間が短い案件でも、会社に残る債務や保証の整理が同じ期間で終わるとは限りません。

経営から退くことと、事業を終えることを分ける

経営者が廃業を考えていても、会社の仕事や設備、従業員の経験を必要とする買い手がいる場合があります。事業を引き継げれば、仕事を残す方向も検討できます。

ただし、債務超過の会社でも譲れる可能性があることと、自社の譲渡が成立することは別です。引継ぎ後に事業を続けられるか、買い手が条件を受け入れるかが関わります。

検討にあたっては、次の点を整理してください。

  • 続けられる仕事が残っているか
  • 引継ぎに必要な人や設備は何か
  • 契約の確認に時間がかかるか
  • 引継ぎまでの資金を確保できるか

すでに営業を止め、設備も処分した後では、検討できる形が限られる場合があります。廃業を決めきれていない段階でも、事業として残せる部分を確かめる意味はあります。

詳しくは自己破産しないで会社をたたむ方法|借金・連帯保証が残る社長の「第三の選択肢」をご覧ください。

短い成約実績を整理全体の日程に置き換えない

あさひ国際会計株式会社には、相談から最短5日でクロージングした実績があります。赤字・債務超過案件の成約期間は、おおむね2〜4週間です。出典は当社の成約実績に関する確認情報で、確認日は2026年8月11日です。

この期間はM&Aの成約までの実績であり、私的整理全体の標準期間ではありません。 買い手の確認や金融機関の同意など、案件ごとの条件で日程は変わります。

譲渡後に残る会社の整理も検討対象です。事業譲渡を選べば、すべての債務や保証が消えると考えないようにしてください。

会社法第22条第1項には、商号を続けて使う場合について「弁済する責任を負う」とあります。一定の場合には、譲受会社にも債務の弁済責任が生じるためです。出典はe-Gov法令検索「会社法」第22条、確認日は2026年8月15日です。

契約内容に加え、法的な扱いの確認も要ります。急ぐ案件ほど、成約日だけを目標にせず、保証や残る債務まで工程に載せましょう。

当社は資料整備とM&Aの条件設計で後方支援する

あさひ国際会計株式会社は、再生型M&Aの仲介をおこないます。金融機関との協議に必要な資料の整備や、事業価値の説明資料の作成を担います。

連帯保証の解除を見据えたM&Aの条件設計も、当社の役割です。債権者との交渉は経営者本人と、必要に応じて依頼する弁護士等の専門家が主体です。当社は資料と条件設計を通じて後方支援します。

相談時には、手続きの名前が決まっていなくても構いません。「いつの支払いが厳しいか」と「事業を残したいか」を伝えてください。法律判断が要る論点と、引継ぎを検討する論点を整理します。

相談は無料で、着手金はありません。当社のM&A仲介報酬は成功報酬のみです。成約時に譲渡代金の中から精算するため、売り手の手元からの持ち出しは0円となります。報酬条件は当社情報として2026年8月11日に確認した内容です。

弁護士費用などを含む債務整理全体が無料になるという意味ではありません。依頼先ごとの費用と支払時期を分けて確認してください。譲渡代金の使い道も、債務整理の方針と合わせて検討する必要があります。

状況によっては法的整理が適切な場合もあります。引継ぎの可能性だけに時間を使い切らず、資金の残り方と法律上の判断を合わせて進めます。

よくある質問

私的整理にかかる期間の平均は何か月ですか?

この記事の確認済み資料には、企業の私的整理全体を対象とした平均期間の数値はありません。合意までと、返済や資産処分を終えるまででも長さが変わります。自社の見通しを聞く際は、残る工程と、日程が延びる条件を合わせて確認してください。

平均値を探すより、資料がそろう時点や整理案を示せる時点を確かめるほうが、資金計画につながります。見込みが示された後も、回答や入金予定に変化があれば更新が要ります。

私的整理の協議中は銀行への返済を止めてもよいですか?

協議を始めただけで、返済を止めてよいことにはなりません。返済条件を変更できるか、いつから適用されるかを確認する必要があります。支払えない見込みがある場合は、その日付と不足する金額を早い段階で伝えてください。

借入の扱いが変わっても、給与や家賃などは別に確認します。どの支払いをどう扱うかは、後の整理にも関わります。独断で優先順位を変えず、弁護士等と検討してください。

私的整理が長引いたら、途中で別の方法を検討できますか?

資金繰りや同意の見通しによっては、法的整理や事業の引継ぎなどを改めて検討します。状況によっては法的整理が適切な場合もあります。方針を変える際にも資料や費用の準備が要るため、手元資金を使い切る前に判断してください。

すでに交わした合意も確認対象です。会社の財産や契約を先に動かすと選択肢に影響するため、新しい方針とのつながりを確かめながら進めます。

廃業を決めていなくても相談できますか?

廃業か継続かを決めていなくても、ご相談いただけます。あさひ国際会計株式会社では、事業の引継ぎと連帯保証の解除を見据えた条件を検討します。支払日が迫っている場合は、資料の完成を待たず、その状況を先にお知らせください。

電話で説明する負担が大きければ、相談フォームに現在の状況を短く記載しても構いません。分かる範囲の借入状況と、直近で困っている支払いが、話を始める材料になります。

まとめ

次の支払日までに使えるお金と、未確認の保証契約を整理し、あさひ国際会計株式会社への無料相談で支払期限をお伝えください。状況によっては法的整理が適切な場合もあるため、事業の引継ぎの見通しと、債務整理に使える時間を合わせて確認しましょう。

この記事を書いた人

あさひ国際会計株式会社 代表取締役 金子広夢
東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4階/中小企業庁 M&A支援機関登録制度 登録支援機関
連帯保証の解除を見据えた再生型M&Aを専門に、年間60件以上のM&A仲介の成約実績があります。
他社で断られた案件のご相談も承っています。ご相談は無料です。

無料相談はこちら / お急ぎの方はお電話でも承ります 03-5657-7496

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